いつも思うことがあります。
アメリカ生活はタフで厳しいということです。
毎日日本にいると忘れてしまいます。そういう意味ではアメリカで生活している方に敬意を表します。
15年ほど前にアメリカ、ロサンゼルスに7年間ほど生活していました。
その時も厳しい生活でした。アメリカの本土は特に大きいので移動距離が多く、たいして運転していない気でも実はあっという間に100キロ程度の移動になり、家に帰って来るとかなりの疲労感がありました。当時ハワイはロスに住んでいると「小さい町だなあ」と思っていましたが、しばらくアメリカを離れてちっぽけな日本にいるとハワイも大きいと思えてしまいました。
常に自分を大きい視点でみないとその真実が見えなくなるのだと思います。
15年前はまたアメリカでの復活を誓って日本に戻りましたが今はまた違う感覚が私にはあります。
ハワイでアラモアナショッピングセンターやワイキキの店を見ましたがモノに対する興味は今まで以上に無くなっている自分がここにあります。
いくつかの一流レストランにも行きましたが、気分が高まるものではありませんでした。
帰りの飛行機で「日々是好日」という茶道の映画を観ました。
ヨガの映画も作りたくなりました。
ヨガの伝統を多くの方に伝えて多くの方に心の平穏を感じて頂きたいと思いました。
今は「如何に楽をして幸せを掴むか」が横行しています。短期的な幸せを求めている人があまりに多いです。
私が学び伝えているヨガは人生の厳しさに直面して長期的な至福を得る道です。この道を歩むことは決して楽ではありません。私自身も毎日挫折。辞めたくて仕方がない。年と共に放棄したいと思うことが多くなっています。この文章を書きながらも明日を生きる勇気もありません。ただ、何故だかたまに勇気が湧いてきます。そんなときにまた頑張ろうと思って今があります。
BOWSPRINGは茶道のようなヨガです。繊細な所作を重んじるヨガです。まずは形から始まります。機中「日々是好日」という映画を観て茶道のようなクラスを行いたいと思いました。この2つに共通点があるからです。
これも何かの縁です。運命が何かを伝えようとしているのだと思います。
明日からまた日本でヨガを教えさせて頂きます。自分自身もヨガの修行をさせて頂きます。
また新しいことにチャレンジしていこうと思います。
一緒に同じヨガを学べる仲間が増えることを念じています。
Comments