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太陽礼拝を学んで、教えよう  第7回:指導の際の注意点

ヨガ講師育成トレーナー、 リブウェルインスティテュートのKenです。 前回は、 「様々な言い方で指導できるようになろう」 ということで太陽礼拝をシンプルに呼吸とポーズ名だけでガイドしたり、

逆に丁寧にゆっくり説明してから余分なガイドを省く、また、

ヴィンヤサの繋ぎ方を変えてみて指導するなど指導のバリエーションを

増やす方法についてお伝えさせていただきました。 少し復習してみましょう。

2つの異なったアプローチで指導する方法を学びましたね。

一つ目は、シンプルなガイドからアライメントの原則を付け加えた

細かいガイドへと3ステップで徐々へ太陽礼拝の質を高める指導を行い、

初心者の生徒さんなどを最初から混乱させないようにする方法です。

他方は、反対に丁寧にゆっくりとした説明から、慣れてきたら余計な説明を省いて、

最終的には呼吸とポーズ名だけで行うシンプルなガイド。

呼吸との一体感を目指す方法です。

さらに3つの太陽礼拝のヴィンヤサの繋ぎ方をお伝えしました。

クラス参加者のレベルや、クラスの前半、中盤、後半で繋ぎ方法を多様に変化をもたせて行くことがクラスの質を高めるために大切だというものです。

さて、本日はいよいよ最終回です。

太陽礼拝を指導していく上で、先生として注意して頂きたい点をお伝えしていきますよ!

それでは、さっそく

「太陽礼拝を学び、教えてみる7つのステップ」

第7回目のセミナー内容です。

◆――――――――――――――――――――――――――――◆ 本日の内容  7-1. 先生はポーズを取らないという原則  7-2. 実は姿勢が悪いのは生徒さんより先生という事実  7-3. シンプルな言葉の使い方5原則 ◆――――――――――――――――――――――――――――◆ =========================================================== 【Step7-1】  先生はポーズを取らないという原則  ===========================================================

ヨガの先生の仕事はとにかく、アジャスト、アライメントからずれていたらそれを直すといいことです。したがって先生が太陽礼拝をすることはありません。先生自身がポーズをとっていたら生徒さんを見ることができないし、直すことができないからです。

ポーズをとるとすれば前回お伝えしたようにデモンストレーションで見本を見せる時だけです。既に教える経験を持たれている先生でも指導時にポーズを取らないということを実践されている方はほとんどいないというのが実情です。

当社のスタジオに就労希望でオーディションを受けに来られる先生をテストする機会があります。

全ての先生に「太陽礼拝を教えて下さい」とお願いしそれをチェックしますが、ほぼ100%の先生が次のようなミスをします。全米ヨガアライアンス200時間養成コースを卒業したと言われる先生でさえ、残念ながら当校の養成スクール卒業生以外で過去に合格した先生は皆無です。当スタジオのオーディションに合格した先生はいなく、常に新人研修を受け直してもらってやっと当スタジオの先生としてデビューしてもらっています。

初心者の先生によく見られる悪い例

1、自分が太陽礼拝してしまい、生徒を見ない、アジャストしない

2、健康的なアライメントの原則の知識がなく間違って指導してしまう

3、一呼吸一動作で指導せずにガイドがくどい。ポーズに入るまでに時間を掛け過ぎ

4、語尾が伸びる、語尾が強いなど発音に癖がある、シンプルな言葉遣いができない

以上の4点がよくあるミスです。

既に今までに皆さんにお伝えしてきた内容も含まれていますが、特に自分がポーズをとるというミスが多いのです。

講師オーディションはその人がポーズが取れるかどうか見たいわけではありません。普段どのように教えているかをチェックすることが目的です。

講師は選手ではありません。野球で言えばホームランを打てる必要はなく、ホームランを打たせる指導技術があるかどうかが大切な点です。ヨガの講師は監督であり、コーチです。ヨガ講師を選手と勘違いしている先生が多数おられますが大きな勘違いです。

先生は教えることが仕事です。

自分はポーズを取らずに「見て、直す」側に回って下さい。

生徒さんを口頭だけで正確にガイドして、自分はポーズを取らずに手直ししてもらいたいのです。

もう少し細かく説明しましょう。

ポーズを取らないと言いましたが、一方でとって方が良いポーズもあります。

一般的に

1、先生がポーズをとると生徒を見られなくなるポーズはポーズを取らない

2、簡単なポーズでお互いに視線が合うようなポーズは一体感を出すためにも先生もポーズをとる

以上が原則です。

1のケースは次にポーズです。

ウッターナアサナやアドムカシュヴァーナアサナなど下を向くポーズ、前屈系のポーズは先生がポーズをすれば生徒さんを見ることができなくなるのでポーズはとりません。

他方2のケース。

ウルドバハスタアーサナやブージャンガアサナ、タダアサナなどは生徒さんが正面を見て先生と視線も合うポーズなので先生も手の上げ方や胸を開き方を自ら体を使ってデモしながら指導することが多いです。

もちろん先生自身がポーズを取らなくても良いですが、ただボーッと立っていることになるので、生徒さんから見られる時は先生と生徒さんとの一体感を増すためにもポーズを一緒にとることをお勧めします。

教えるのが初めてで、指導に余裕がないということであれば、まずは先生自身がデモンストレーション以外ではポーズをとらないで指導する、とにかく生徒さんのミスアライメントを直す手伝いに回ることに徹して下さい。

先生がポーズをとるということは人にポーズを見せる以上、自分自身のポーズに集中するこになり、逆に生徒さんのポーズをみるゆとりがないことが正解なのです。

繰り返しますが、教える時は生徒さんを見て直すことに集中して、先生自身がポーズをとらないように気をつけましょう。

最後にもう一つ気をつけてもらいたいことがあります。

それは

直ったら”褒める!”

ということです。先生はミスアライメントに気づかせて、それを直すようにガイするわけですが、生徒さんが直してくれたなら大いに褒めましょう。

逆にガイドしても直っていない場合は直るまで指導し続けて下さい。体の硬さなどの影響でできない場合は仕方がありませんが、気づいていないで直していないときは嫌われない程度に直るまで指導し続けて下さい。

ガイドした後に生徒さんの変化もしっかり確認して、良ければ褒める、まだダメなら再度直すという基本を忘れないようにしましょう。

=========================================================== 【Step7-2】  実は姿勢が悪いのは生徒さんより先生という事実 =========================================================== 太陽礼拝を指導すると、そのガイドや指導に意識が行き過ぎて、先生自身の姿勢やアライメントが崩れていることが多いです。

先生業を末永く行うためにも先生自身も健康的な姿勢で指導し続けることが必要です。

また同時に、教える姿勢にも、態度にも美しさをもたらすことが大切です。

生徒さんに美しくポーズを取ってもらっている一方で先生の姿勢や態度が醜くいでは話に一貫性がありませんよね。

先生の指導姿勢を正しく、美しいものにしましょう。

指導するときの先生の基本姿勢

1、タダアサナで真っ直ぐに立つ。斜めに傾いたり、足を組んだりしない。

  足幅は握りこぶし1個半で足は平行

2、手の位置は腰の横。腕を胸の前で組んだり、背面で手を組んだり、手を腰において

  偉そうな感じにならないようにする

3、色々と歩き回り、多くの角度から生徒さんを指導する。または多くの生徒さんを

  平等に見て、指導するようにする

4、髪に毛を不必要に触らない。緊張すると手の指をこにょこにょと動かす

  癖のある人が多いです。指を意味なく動かさない

全体的に堂々と姿勢良く立つことを忘れないで下さい。自信なく猫背で教えている先生も多く見受けます。自分も生徒さんから見られていることを忘れずに自身もポーズを取っているように正しい姿勢で立ってガイドしましょう。

=========================================================== 【Step7-3】  シンプルな言葉の使い方5原則 ===========================================================

以前もお伝えしましたがシンプルで、癖のない言葉遣いで指導をしましょう。ヨガは大いなるもの、宇宙、森羅万象との一体感を感じることがその目的と言われています。

自然界は癖なく、純粋でシンプル、美しいものです。

その美しさに同調するようにガイドするように心掛けましょう。

シンプルな言葉の使い方5原則

1、接続語は使わない 

「それでは」「次に」などの言葉は避けましょう。無理に接続語を使わずに「間」を使って繋ぐようにしましょう。

2、タイトルを先に伝える  

「太陽礼拝を3回行いましょう」などこれから何をやるのか、結論から簡潔に告げると先の見通しが立つので生徒さんも心の準備、体の準備もできて練習がしやすくなります。これからの内容や、運動量が見通せると自分でも事前に心構えができるので楽にクラスについていけるようになります。

3、〜して〜して、〜しましょう。体言止めが基本 

ヨガは皆がひとつだと気がつくための練習です。主語は英語のWe、Let’s、つまり私たちです。したがって「一緒に〜しましょう!」が基本です。「〜ます。」という一人称や、「〜して下さい。」という他人行儀で先生と生徒さんに距離を作るような表現で話すことは極力控えましょう。

また、言葉はくどくならないように体言止めが基本です。

「手を天井!、手を床!」などがその例です。

4、接頭語、癖を無くす。

「えーっと」「では」「はい」などの癖は使いません。

5、語尾を上げない。語尾を伸ばさない。

そのために最初の語彙にアクセントを付けるようにしましょう。そうすれば語尾が軽くなります。

では、本日の学びをまとめてみましょう。 ◆――――――――――――――――――――――――――――◆ ・先生は生徒さんを見て直すことが仕事です。自分自身はポーズを取らないようにしましょう。そして生徒さんのポーズが直ったら褒める、まだミスがあれば指導し続けるようにしましょう

・指導するときはタダアサナで背筋を伸ばして堂々と指導しましょう。足を揃えたり、ガニ股は禁物。腕を組んだりして偉そうな態度にならないように、謙虚に指導しましょう。教える態度にも美を作り出しましょう

・美しい、シンプルな指導ができるように無駄や、癖を排除して正しい日本語でガイドできるように常に心掛けましょう

◆――――――――――――――――――――――――――――◆ 以上、全7ステップに分けて、

太陽礼拝の教える秘訣をお伝えしてきました。

いかがだったでしょうか?

これで、全7回のメールセミナーは終了となります。

メールセミナーでは、たくさんのノウハウを

お伝えさせていただきました。

ここで、最も重要なことを、最後にお伝えさせていただきます。

それは、メールセミナーの学びを行動に移すことです。

ヨガの経典、パタンジャリのヨガスートラの中で次のように書かれています。

「ヨガは今である」と。

ヨガは思うことでも、願うことでもありません。過去を思い出すこと、未来に思いをはせることでもありません。今を受け入れて、今、実践することです。仮にどれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ成功もしないし、失敗もないのです。

メールセミナーで学んだことを実行に移さなければ、

それは学ばなかったことと同じです。

いずれ、忘却の彼方に消え去ってしまうでしょう。

有限で貴重な時間を、このメールセミナーに

投資していただいたのです。

是非、その時間投資を回収するために、

行動し始めてください。

「学びを行動に移す」には、

このメールセミナーを終えた今が、

最高のタイミングだと思います。

本メールセミナーでのノウハウを

すぐに自分のヨガの練習や指導に活かして下さい。

話は話、私は私と自分の悪癖や過去の間違った流儀、

自分の思い込みを捨てきれないヨガの先生が

とても多いことは残念だと思っております。

ヨガの先生こそ初心に帰って

謙虚に「今から」行動を起こしてもらいたいと思っております。

このメールセミナーでもかなりのノウハウを

お届けさせてもらいました。

この内容をもとにして、行動に移せる方も

大勢いると思います。

しかし、もしも「もっと知りたい!」ということであれば、

このメールセミナーの基になっている養成講座に参加してみてください。

このメールセミナーに限らず、

今後も定期的に、皆さんのヨガの学び、指導法をサポートする情報を

お届けしたいと思っています。

それでは、いつの日か、直接お目にかかれる日が来ることを、

楽しみにしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

リブウェルインスティテュートのwebサイトはこちら https://www.livewell-institute.com/

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